タンク・配管等のゴムライニング

RUBBER LINNING OF TANKS,PIPES AND FITTINGS

小型から超大型の製品まで、用途と要件にあわせて最適施工

ゴムライニングは、主に熱加硫接着技術とゴム配合技術を応用してタンクや配管等へゴムを接着積層し、その内面、外面の防蝕性、耐摩耗性、耐電性などの機能を付与させる技術です。例えば、酸、アルカリによる腐食を防止する用途で、各種化学工場の機械器具類、特に、塩酸、硫酸の貯槽、あるいは輸送用タンク車をはじめ、各種配管材としてのパイプ、ポンプ、バルブ類などに多く採用されています。

当社では、お客様の製品の使用条件にあわせて最適なゴム材質が選定できるよう、軟質ゴム・硬質ゴムのほか、ブチルゴム系などさまざまなゴム材質を常時用意しております。また、特殊な材質による施工実績も多く有しております。創業以来、およそ70年の歴史を積み重ねてきた大成のゴムライニング。これからも日本全国のお客様にご用命いただけるよう、技術の向上・継承を行ってまいります。

ゴムライニングの主な用途

耐酸容器 貯蔵槽、反応槽、電解槽
配管材 パイプ、ベンド、チーズ、クロス
継手類 各種バルブ類
その他 遠心分離機、ファン、濾化機、推進軸、攪拌翼など

ゴムライニング施工実績

ガス冷却塔ゴムライニング
酸洗槽
配管用部材
配管用部材

ライニング用ゴム材質とその主要用途

材質 主要用途
Hard Rubber 硬質ゴム 一般耐薬品用(主として小物用)
Hard Rubber 硬質ゴム 1. 一般耐薬品用(亜鉛およびニッケル電解槽、鍍金槽、アミノ酸分解槽、塩酸貯槽、反応槽、配管など)
2. 対塩酸用(水銀式または隔膜式食塩電解槽、脱塩素塔など)
Soft Rubber 軟質ゴム 1. 大型貯槽現地施工用(塩酸貯槽、苛性液貯槽など)
2. 耐酸、耐アルカリ修理用
Soft Rubber 軟質ゴム 耐磨耗用( スラリータンク、攪拌羽根、配管など)
1. 一般耐薬品用(塩酸、苛性ソーダ貯槽など)
2. 耐衝撃、耐亀裂用(35% 塩酸、48%苛性液、タンク車、タンクローリーなど)
3. 耐酸、耐磨耗用(スラリータンク、攪拌羽根など)
耐磨耗性 (浚渫船(しゅんせつせん)ボンプのマウスリング、ライナーおよびサイドボンプなど)
Soft Rubber 合成軟質ゴム 1. 耐熱用
2. 耐弗酸用(60%弗酸タンクローリー貯槽など)
Butyl Rubber ブチルゴム 1. 耐熱耐硫酸用(65%以下)(硫酸稀釈槽、鍍金槽、反応槽など)
2. 耐燐酸用(非汚染性貯槽、反応槽など)
Fiber Reinforced Plastic ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせた構造材料(FRP) 次亜塩素酸ソーダ用ローリータンクおよび貯槽、塩素水、二酸化塩素水貯槽など

ゴムライニング施工の主な流れ

ゴムライニング施工の主な流れ
1母材の受入・検査

母材に損傷がないよう、丁寧に荷受を行った後、当社の受入検査基準に基づき、寸法、構造、溶接部の状態などの入念な検査を行います。

2表面の下地処理

サンドブラストまたはグリットブラストにより、母材表面に付着している錆や油分、既存の塗膜などを完全に除去し、下地処理を行います。

3材料の配合・混合

材料の配合した後、混錬機により混合調整を行います。

4練り生地の検査

混合練した生地が適正であることを検査します。

5ゴムシート加工

練り生地を、カレンダーロール等の専用設備を使用し、気泡のない均一な厚みのゴムシートに仕上げます。

6接着剤塗布

ゴムライニング専用のプライマーおよび接着剤を塗布します。

7シートライニング

ゴムシートを所定のサイズに断裁し、母材との間にエアーが残留しないようハンドローラにて圧着して貼り付けます。

8加硫前検査

加硫を行う前に、ピンホールや膨れなどがないことを検査します。

9加硫

各種サイズ別の加硫缶にて飽和蒸気による加圧加硫を行います。現地工事では、当社独自の無圧加硫法にて行います。

10仕上げ(外面塗装)

製品の仕上げ、清掃を行います。お客様のご要望により、外面塗装も実施いたします。

11完成品検査

ピンホールや硬度、膜厚、外観等の入念な検査を行い、ライニング施工の品質を確認します。

12養生・出荷

機器の外傷を防ぐため、養生を行い、お客様のご希望の納入場所へ出荷いたします。

ご用命にあたってご連絡いただきたい事項

  1. ご使用の目的およびご使用箇所の詳細(固定されるものか、移動するものか)
  2. 容器の構造、形状、材質(設計図面などがあればご支給ください)
  3. 使用薬品およびガスの種類、温度、濃度、比重など
  4. 内容物の詳細(静止されるものか、流動されるものか、沈殿物生成の有無など)
  5. 容器の受ける衝撃、振動、歪の有無、およびその程度など
  6. 加圧または減圧の状態
  7. 動力使用の機械については、馬力、回転数などについて
  8. 缶体、芯金等の制作のご依頼・ご支給の区分について
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