コンベヤプーリのゴムライニング

RUBBER LINNING OF CONVAYOR PULLEY

コンベヤベルトとの摩擦係数を増し、スリップを防止する

ベルトコンベヤを駆動させる重要部品であるプーリの表面にゴムライニング(ゴムラギング、ゴムラッキングとも呼ばれます)を施工します。プーリとコンベアベルトの摩擦係数を増すことでスリップを防止すると同時に、プーリ表面への搬送物の付着防止、腐食・摩耗防止にも役立ちます。

当社では、お客様の製品の使用条件にあわせて最適な仕様が選定できるよう、ダブルヘリカル型、スパー型など様々な種類のゴムシートを常時用意しております。また、特殊な材質による施工実績も多く有しております。創業以来、およそ70年の歴史を積み重ねてきた大成のゴムライニング。これからも日本全国のお客様にご用命いただけるよう、技術の向上・継承を行ってまいります。

コンベヤプーリのゴムライニングの主な用途

ベルトスリップ防止 摩擦係数を増すことで、コンベアベルトが駆動プーリにてスリップするのを防止します。
搬送物の付着防止 プーリー面に搬送物(ケーク)が付着するのを防止します。
腐食・摩耗の防止 プーリ表面の腐食や摩耗を防止します。

コンベヤプーリのゴムライニング施工実績

ダブルヘリカル型
ダブルヘリカル型
フラット型

コンベヤプーリのゴムライニングの主な種類

スパー型

主にドライブプーリに使用され、ベルトとの摩擦力を大きくする効果があります。
コンベヤの機長が短い場合や、正逆運転を必要とする場合に最も適しており、当社では、重荷重に耐えうるゴム質、摩耗係数にも留意しております。溝形につき、濡れても充分に摩擦係数を維持できるほか、衝撃を吸収でき、ベルトの損傷防止の役目も果たします。

スパー型
ダブルヘリカル型

スパー型同様、ドライブプーリに使用され、ベルトとの摩擦力を大きくするとともに、ベルトとプーリ間の異物を運転中に外に掻き出す効果があります。機長が短い場合、クラウン加工の必要がないくらいにセンターリング効果が高く、ベルトの蛇行防止に貢献します。機長が長い場合でも、スパー型同様に利用されますが、正逆運転には適しません。

ダブルヘリカル型
ダイヤカット型

主に正逆運転するコンベヤのドライブプーリに使用されています。効果はダブルヘリカル型と類似しますが、ベルトと接するゴム面積が多いため、大きな面圧にも耐えることができます。

ダイヤカット型
フラット型(平滑型)

主にベルトの汚れ面(搬送面)に接する従動プーリに使用され、搬送物のプーリへの付着(居付)を防止する機能を有します。表面を平滑に仕上げるため、プーリに水分の付着しないような場所や軽荷重用として重宝されるタイプです。ゴム層を薄くできますので、価格も低廉となり、極めて広く採用されています。

フラット型(平滑型)

コンベヤプーリのゴムイニング施工の主な流れ

コンベヤプーリのゴムイニング施工の主な流れ
1母材の受入・検査

母材に損傷がないよう、丁寧に荷受を行った後、当社の受入検査基準に基づき、寸法、構造、溶接部の状態などの入念な検査を行います。

2表面の下地処理

サンドブラストまたはグリットブラストにより、母材表面に付着している錆や油分、既存の塗膜などを完全に除去し、下地処理を行います。

3材料の配合・混合

材料を配合した後、混錬機により混合調整を行います。

4練り生地の検査

混合練した生地が適正であることを検査します。

5ゴムシート加工

練り生地を、カレンダーロール等の専用設備を使用し、気泡のない均一な厚みのゴムシートに仕上げます。

6接着剤塗布

ゴムライニング専用のプライマーおよび接着剤を塗布します。

7シートライニング

ゴムシートを所定のサイズに断裁し、母材との間にエアーが残留しないよう貼り付けます。

8加硫前検査

加硫を行う前に、ピンホールや膨れなどがないことを検査します。

9加硫

各種サイズ別の加硫缶にて飽和蒸気による加圧加硫を行います。現地工事では、当社独自の無圧加硫法にて行います。

10仕上げ(外面塗装)

製品の仕上げ、清掃を行います。お客様のご要望により、外面塗装も実施いたします。

11完成品検査

ピンホールや硬度、膜厚、外観等の入念な検査を行い、ライニング施工の品質を確認します。

12養生・出荷

機器の外傷を防ぐため、養生を行い、お客様のご希望の納入場所へ出荷いたします。

ご用命にあたってご連絡いただきたい事項

  1. プーリの面の仕上げは並仕上げで結構です。
  2. 鋳鉄製プーリは極力避けていただき、一般的な鋼鉄製にしてください。
  3. クラウンが必要な場合はプーリそのものにクラウンを付ける必要があります。
  4. ダブルヘリカル型の場合は回転方向を側面に大きく書き込んでください。
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